昨日はこちらの講演会に参加してきました。
いいチームを作りましょう プロジェクト 第二弾 【糸井重里 編】
6月にこちらのお二方の出版記念イベントをかねたキックオフの講演会に参加しました。
前回は糸井さんの登壇の予定はなかったのですが、
会場にいらしていた糸井さんに「せっかくですから…」と勢いで舞台に。
最後の数分だったけれど、なんとも軽妙なお話に会場の「もっと聞きたい!」が高まって
「じゃ、次回は糸井さんをメインゲストにお招きしてやりましょう♪」
という流れで企画されたのが、今回の開催でした。
糸井さん、前回にも増してとてもチャーミングなオジサンでした。(失礼^^;)
赤城山で埋蔵金掘ってたときは「変な人だな〜」と思ってたけど(笑)
バス釣り王座も興味なかったけど(笑)
MATHER1も2もやったことないけど(笑)
よくほぼ日を読みながら感じていた【魅力】は思い違いではなかった…^^
約三時間の講演会。
メモもとらずに聴き入った私の印象に残ったところは以下に・・・
(逐語録ではなくて、私の感想ですから…ね?^^;)
■面白くないとやる気もお金も動かない
今回(も)多くの方々がボランティアスタッフとして関わられて
400名規模の講演会が運営されていました。
当日のスタッフMTGのスタート時、
西條先生が理念から(多分、今日一番大切にしてほしいこと、という意味で)
話されたということに新井さんが感動した・・・という話から、
「糸井さんの会社の理念というのはあるんですか?」
会社の理念は明文化しなきゃしなきゃといいながら、
まだできていない(しないでいる)という糸井さんが
最近「こういうのがいいとおもうんだよね…」と社員の方々に伝えたこと。
やさしく。つよく。おもしろく。
話しただけなので、本当は漢字なのか点も丸もないのか分からないけど、なんとなく糸井さんだったらこうかな?…と勝手に思った次第。
これは、理念よりももっと手前にある(目印みたいな)ものだと言われたように思います。
優しさというのは人としてもっとも大事なところ。(だから一番始めに持ってきたと…)
強さというのはその人の機能(仕事をする力/続ける力)として磨かれるところ。
この二つは必要なことだけど、
「面白くないと、稼げないんですよね…」
このくだりに、すっごく頷いてしまいました。
面白くないと・・・というのは、
そこに携わる人にとっても、それが提供される人にとっても…ですよね、きっと。
人の興味関心好奇心をくすぐるものじゃないと、
やる気もお金も動かないってことなんだね…、うん。
■「糸井さんは、面白くないものを面白いとは言わない人」
西條先生が糸井さんについての感想を語った場面。
糸井さんは、本当に正直というか、自分の関心に素直というか、ナチュラルというか…
社内のプロジェクトから出てきたプランが面白くないと感じたら
「これ、面白いか?」って聞きますよ・・・と。
(社員の人たちは慣れてるとは言ってたけど、一番自己評価を求められるカライ質問だ・・^^;)
さっきの「やさしく。つよく。おもしろく。」にも通じることだけれど、
糸井さんは、「面白いっ!」って感じることに対して、余計な曇りを作らずに
自由で率直に表現することを大事にしてる(できちゃう)【<面白いこと>マニア】なんだわ…(笑)
ちなみに、最近糸井さんが面白いっ!と思ったのは映画「バクマン。」とのこと。
「(映画を語る)仕事じゃないから、面白い!って声を大にして言えるんです」
なんて聞いたら、全然興味なかったけど、見に行っちゃう?と思いました(笑)
(きっと見に行く人、増えたよね…?^^)
■「面白そうなことをやってる人でいたい、91歳まで」
どうして91歳なんだろう・・・?って、私は純粋に思ったのだけれど、
それを突っ込んでくれる人はいなかった(笑)
「糸井さんが大学を作って、そこで「ちょっと講義してくれない?」って言われたら…」
「やりますよね!」
西條先生と新井さんのやりとり。
「それはきっと、糸井さんがやるんなら、面白いに決まってると感じるから」って。
・・・うん、そうだと思います^^
糸井さん自身も、面白そうなことやってる人のことが気になるし、
そういうときは「やらせてよ〜」って近づいて行くし、
自分もそう思われていたいし、と。
ほらね、やっぱり 【<面白いこと>マニア】でしょ(笑)
■言っている(明文化されている)ことよりも、していること
社員を信じてる、でも重たくない。
ポジティブである、でもポジティブすぎない。
けっこう真面目である、でも真面目にふざけてる。
このバランス加減が、糸井さんのしゃべりの端々から伝わってきて
とても心地好かったなーと感じました。
きっと昨日会場にいたほとんどの人たちが
「イトイさんの会社で一緒に働いてみたい♡」と思ったのではないでしょうか…^^
「いいチームをつくりましょう」という視点から考えると、
糸井さんの会社は「自律」とか「しなやか」という言葉が
とても似合う組織なような気がします。(私の勝手な想像だけれど…)
リーダーは、その組織にとって大切なことを飽きずに語り続ける人であり、
チームのメンバーは、その大切なところに同意し続けられる人たち。
そしてそれはシンプルな方がいい・・・と私は思っているのだけれど、
そのためには、言葉にすることが一番大事なのじゃなくて(してもいいけど、慎重さが必要!)
「私(うちのボス)が大切にしたいと思ってることってさ…」と
日頃の様子からじみ出るような関わりや姿勢が欠かせないのだろうと学びました。
そして、これって、やっぱり西條先生が最初に言われた
構造構成主義の「価値の原理」や「関心相関性」にも通じるところがあるな…
と感じながら、自分の中のまとめとしました。
・・・で、私の(映像的な)記憶の中でのもっとも印象深かったのは
(今回の話の内容とは全然関係ないんですけどね…^^;)
西條先生と新井さん、最初にステージにあがるとき、
最前列の客席でこちらを向いてお辞儀をされたと思ったら、
そこから舞台にねじり上がったんですね…(笑)
しかも二人とも右足あげて同時に、ひょいって。
こういう階段、正面にはついてなかったからさ…
そしたら、次のプログラムの糸井さんも、同じく右足あげて(笑)
最前列からステージにひょいと上がっていらっしゃいました。
これは別に仕込まれていたわけじゃないと思うのだけれど、
その登場の仕方がこの講演会のスタイルを決めたというか
ステージの上の彼らと客席の距離をとても近くしたように思いました。
個人的には ‘なんかそれカッコ良いな’ と思ったけど
女性の私はこれは使えませんね・・・^^;
前回同様、舞台背景にも何の装飾も垂れ幕もスライドもなし。
会場の人たちの顔が見えるようにと、
客電もけっこう明るいまま最初から最後までプログラムが進みました。
きっと全体が一つのチームになれることを目指しているから・・・
次回の企画も本当に楽しみにしています。
私の勝手なレポはここまで^^
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