一足先に拝読しました。
私が亜里さんと初めて出会ったのは2015年の夏。
その頃から、彼女が出版したいという想いをあたためていたことを知っています。
なので、今回、亜里さんが一生懸命に執筆してた様子は、なんだか私も嬉しかったし、
(亜里さんが没頭モード全開で色んな面白エピソードを生み出したということは置いといて…笑)
こういうタイミングで、それも亜里さんが一番のテーマにしている子育てについての本が出せたということは、本当に喜ばしいことだなと思っています。
全部を通読して、一番に思ったことは、
「亜里さん、溢れ出ちゃったね・・・」(笑)
亜里さんが子育てに関して日頃思っていることや悩んでいること、講座で伝えていること、自分でも試行錯誤しながら真摯に実践されていること等々が満載で、そこかしこに亜里さん節炸裂です(笑)
聞くところによれば、もっとずっとたくさんのページを書いたけれど、泣く泣くカットした部分が随分あったとか…(いや、亜里さん、これでも十分伝わってると思うよ…^^;)
この本は、いろいろな研究者のエビデンスが日常に即して紹介されているということが特徴的です。
(だから、普通の人たちが日常に役立つ心理学を学べる場を作りたい、という思いを共有して、一緒にAWEを作ったのですから…^^)
抜き出してコメントしたい部分はたくさんあるけれどネタバレになってしまうので(笑)
この数年の亜里さんとの関わりと絡めて、個人的に印象深かったところを二つほど。
まず、第4章「自分自身との関係をよくする方法」の中に書かれている、セルフエスティーム・ムーブメントの顛末。
2016の春に亜里さんが主催していたウェビナーだったかな?
(そーいえば、私がzoomに親しむようになったのは、ここで亜里さんが使っていたのを教えてもらったお陰)
「日本では、自己肯定感がすごく注目されているようだけれど、アメリカでは「セルフエスティーム」は土台のないグラグラしたものっていう印象で、セルフエスティーム・ムーブメントの代償が話題になっている・・・」
と聞いた時、声を大にして「だよね〜〜〜☆」と(胸の中で/笑)大きく頷いたのを覚えています。
私は以前から(メンタルオーガナイズを作った時から)
「【自己肯定感】ではなくて【自己効力感】が大事、なぜなら・・・」と話していましたが、
(ここに興味のある方は、メンタルオーガナイザーの講座へどうぞ^^)
今回の本では、亜里さんが自己肯定感や自尊心についての研究データをもとに見解をさらに進めて、「自尊心(自己肯定感)の罠」について分かりやすく解説されています。
もう一つは、第6章「主体的に動く子どもに育てる」の自律性に関するところ。
亜里さん自身が子育ての渦中でその移行が難しく、お子さんへの関わり方をシフトすることに難儀していました。
その葛藤(笑)は、ご本人からもよく聞いていたのですごくよく覚えています。
まだ途中だとは思うのですが、その中でお子さんたちにどんな変化が現れたかというエピソードが書かれています。
実は、子どもへのコントロールを手放すことについては、亜里さんは私たち夫婦とAWEの活動を始められてから気づきを得て、本腰を入れて向き合われたんです。
まだ途中だとは思うのですが、その中でお子さんたちにどんな変化が現れたかというエピソードが書かれています。
実は、子どもへのコントロールを手放すことについては、亜里さんは私たち夫婦とAWEの活動を始められてから気づきを得て、本腰を入れて向き合われたんです。
(子どもたちのために「コントロールしたい!」って強く思っていたわけで…笑)
本を読んでいただくと分かりますが、心理学のある理論や効果を学んでいた者が、しかもそれを良しとして慣れ親しみ、人に教えたりしていた人が、「それよりももっと良い方法があるよ」と人から言われても、「じゃぁそっちを試してみよう!」とはなかなかならないのが常です^^;;
でも亜里さんは、自分の専門ではなかったことでも、必要だと思ったことは(持ち前の興味関心のアクセルを全開にして/笑)自分が理解するところまで学びを追求し、価値があると思ったらそれを素直に取り入れて試してみるという素晴らしい柔軟性を持っているんです。
そんな亜里さんの実践がこの本には詰まっています。
・・・ということで、まだまだ書きたいことはありますが、あとは実際に読んでいただいて、味わって、活用して、効果を体験していただけたらと思います。
そして、子育てはもちろん、家庭や職場や地域などの実生活に心理学を生かすということをもっと学びたいと思われた方は、ウェルビーイング心理教育アカデミーの講座を役立ててください。
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渡辺奈都子の脳の中にご関心のある方はこちらにご登録ください(笑)
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