2018年12月25日

不機嫌という鎧で身を守っているあなたへ


機嫌悪く過ごしているからといって、別に法律を犯しているわけではありません。


でも、そのあなたの不機嫌オーラによって
悲しい気持ちになっている人たちが周りにいることを知って欲しいのです。




あなたから出る怒りをまとった大きなため息によって
せっかく今日こそは!と話すことを準備していた子供たちの優しさが
吹き飛ばされてしまったことにあなたは気づいてないでしょう。


あなたの眉間に寄った深いシワと冷めた視線には
暖かな関係を取り戻すためにがんばってみようとする家族の思いを
一瞬で凍らせてしまうほどの力があることを知らないでしょう。


あなたが聞こえているはずのことを無視した背中で
あなたのことを必要としているしている人たちの愛情が
無残に打ち砕かれてしまっていることが理解できないでしょう。





自分が不機嫌でいるのは自分の自由だと
あなたは言うかもしれない。

怒りや不快感をどう処理するかなんて
他人からとやかく言われたくないと思うかもしれない。


それはそうです。



でも、ただ、
もしあなたが不機嫌な鎧を脱ぐことができたら
それだけで、あなたの周りには、
幸せを感じられる人がとても増えるということを
ぜひ知っていてほしいのです。




あなたがなぜ不機嫌という鎧を纏ったのか、
いつから身につけたのか、
何がそうさせたと思っているのか

それはよくわかりません。


愛されているという自信がないからなのか
愛されていることにあぐらをかいてしまったからなのか
愛されていると信じることを怖がっているからなのか

それを突き止めようというのでもありません。



きっとあなたにも何らかの理由があって
不機嫌でいることや、
不愉快な自分を表すことで
手に入れようとしているものがあるのだと思います。

それを否定するつもりはないのです。



けれど、不機嫌は、
長引けば長引くほど
そのやめ方を忘れさせてしまいます。


身を守るための鎧だったはずが、
いつのまにか自分の体と一体化して、
脱ぎ方が分からなくなってしまう厄介なところがあります。



だから、
本当はあなたも戸惑っているのかもしれません。


もう脱いでもいいのかな・・・と思っても
どこから外していいのかわからなくてジタバタして、
でも格好悪いのはもっと嫌で、
結局また不機嫌にもどってしまう。


そして鎧を剥ぐ痛みを避けるかのように、
「自分はもうこういう人だから」
と言い聞かせてやり過ごす。


そんなループを
何度も繰り返しながら過ごしてるなんて
周りの人たちはなかなか伝わらないものです。




不機嫌の鎧は、
知らない間にすれ違う相手を傷つけ、
通れるはずの道を狭くし、
どんどん周りの人たちが
避けて通っていくようにさせるシロモノです。



だから、手遅れにならないうちに
鎧の外し方を思い出してほしいのです。



あなたの大切な人たちが
待ちくたびれて諦めてしまう前に
不機嫌をやめたい気持ちを表してみてください。



何度も言います。

あなたが不機嫌な鎧を脱いだら、
あなたの周りに喜んでくれる人がいます。



自分一人では脱げないなら、
人の力を借りていいんです。

あなたの周りには、
脱ぐのを手伝って欲しいと言ってくれるのを
待っている人がいるはずです。



鎧を脱いでも
笑われたりしない。


もし相手の顔が緩んだら
それは、安堵と優しさの笑顔です。

一緒に笑ったらいいんです。




鎧を脱いでも
風邪を引いたりしない。


もし寒くて震えるなら、
それは、してほしいことを素直に伝えるチャンスです。

一緒にあたたまったらいいんです。



不機嫌な鎧を手放したら、
きっと本当の温もりを感じられる時間がやってきます。

これまでとは違う、
不思議であたたかな空気を感じられるはずです。

強張っていた体も、尖っていた心も、
芯からあたためられる関係を育てることは可能です。



愛を信じて動き出せる人が増えますように・・・


メリークリスマス。




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