2016年6月9日

つながり感と貢献感 〜チャリティイベントが終わって思うこと


5月11日の埼玉会場を皮切りに、今年は12会場で開催された
Get Organize Week!のJALOチャリティイベント。

詳細については後日、日本ライフオーガナイザー協会のホームページにて収支報告がなされると思いますが、各会場共、本当にたくさんの方々にご参加いただき感謝いたします。





5/14 大阪会場


6/4 東京会場



私は今年は四カ所の開催を拝見しましたが、
それぞれの地域性とスタッフの個性を生かしつつ、
年々クオリティも高く、意識も高く、笑いのレベルも高くなっており・・・


企画から運営まで、寝る間も惜しんで携わった実行委員の皆さんをはじめ、
縁の下の力持ちも、心配りの達人も、お祭り騒ぎの匠も(笑)
各地で求める人材は自ずと発掘されるものですね^^



・・・・で、思うわけです。

「みんな、ホントに頑張るよね〜 オオーw(*゚o゚*)w」

と。



各地のイベント内容の報告やそれぞれのスタッフの働きぶりについては、
全国のオーガナイザーたちが逐次報告していますので、
(「オーガナイザー チャリティ ●●(←開催地)」と検索すると数多ヒットします^^)
 

私はちょっと切り口を変えて

【なぜこんなにもJALOのチャリティイベントが盛り上がっているのか?】

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

【何がこんなにもやる気をもたらしているのか?】

ということを、ちょっと心理学的な見地から考えてみたいと思います。
(うわっ♪なんか専門家っぽいわ〜 笑)





私たち人間が人生の中で必要としているものの1つに 「つながり感」があります。

それは、
グラッサーの選択理論で言えば愛・所属の欲求を満たすことであり、
マズローの自己実現理論の中の 社会的欲求 / 所属と愛の欲求であり、
セリグマンが言うところのPERMAに含まれるRelationshipです。


人とのつながりというと、夫婦関係や親子関係が頭に浮かびがちですが、
私たちは、社会的コミュニティについても「つながり感」を求めています。


特に、何らかの理由で仕事を手放し、家庭を優先してきた女性にとっては
「〇〇ちゃんのママ」ではなく「誰々さんの奥さん」でもなく、
自分自身を個として認めてくれるつながりは特別なもので、

しかも、目的やビジョンが共有できる社会的なコミュニティが見つかって
そこで【「自分の居場所」的な感覚や「所属感」を感じられる】というのは
私たちのモチベーションに、大きな影響を与えることになります。

(実際 私もその一人です。 仕事も手放していなかったし家庭も優先してなかったけど(笑)
JALOにおける所属感は、他のものには代え難い特別な感情を覚えます^^)




そして、もう一つ。
私たちが人生において必要としているものとして「貢献感」が上げられます。

選択理論では、他者の役に立てていると感じることは力の欲求を満たすことになるし、
エリクソンの発達理論ではちょうど成人期(40-65歳)のテーマは「世話」だし、
アドラーの共同体意識で核となっているのは、まさに貢献感です。



今回、各地のチャリティイベントで登壇した何人もの人たちが
「以前は自分も片づけられない人」であって
「色んな収納用品や収納本を買っては失敗した経験」を持っていて、
「昨年(もしくは数年前)は私も客席に座っていた一人でした」と言っていました。


ライフオーガナイザーとなった人たちは、
片づかない&片づけられないことから生まれる沢山のネガティブな要素を知っています。

それらがどんなもので、どんな副作用を起こしているのかに共感できるからこそ、
自分がライフオーガナイズを知って得られた「楽になった生活」や
「家族や自分が変化した喜び」を惜しみなく分かち合い
【誰かの役に立てたらいいな…】と願いながら準備を重ねられたのでしょう。


実際、そういう方々の話を聴いて、勇気をもらった人、気づきを得た人、
帰ったらすぐに片づけたくなる気分のあがった人たちが大勢いたはずです^^


そして、そんなフロアにいた人たちが数年後はライフオーガナイザーになって、
どこかのステージで、また誰かのために発表しているのかと思うと、
こういった一人では決してできない取り組みの効果というか稔りの大きさを感じます。




だって、実際、こんなにもパワフルで笑顔がまぶしい人たちを見ていたら
なんだか仲間に加わってみたくなったな〜っていう人、増えるよね…^^



企画も準備も運営もエール合戦も、みんな全力投球でやりきった感が満載です。
ホントは秘蔵写真をもっとお見せしたいのですが、LOの品位を守るためにこの程度で…^^

(あ、怖くない、恐くない、コワくないですよ^^;・・・ 外から見てるのと輪に入って感じることは大違いだからね/爆)



聞くところによると、あまりの充実ぶりに
「チャリティロス」状態になっている人たちも結構いるとか…?


それも、大人になってからのかけがえのない「仲間」と「居場所」が
貴重な「つながり感」と「貢献感」をもたらしてくれるからこそです^^



だから私は、このチャリティイベントは
(もちろん「チャリティ」ですから社会的意義をもって続けられているイベントですが)

多くの女性たちが「自分らしく人と社会に繋がっていることを実感できる」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
自ら元気を得る素晴らしい機会

でもある、と言えるなーと思っているのです。







今回のチャリティイベントによって
ライフオーガナイズに触れる種がたくさん蒔かれたことでしょう。

それらがどんな形で芽吹くことになるかはわからないけれど、きっとどこかで
「もっと楽に もっと生きやすく」過ごせる女性たちが増えることに繋がっていくんだろうな…
と期待しています。



各地の実行委員会のメンバー、登壇者の方々、準備や運営に関わったスタッフの皆さん
本当にお疲れさまでした!


そして、こんなイベントを継続するエネルギーを切らさないJALO
(と言う名の 代表理事^^)本当にありがとうございます!!



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