2015年10月8日
自分の変化を俯瞰する
ある牧師先生の教会の日曜学校での問いかけ。
「地球はどんな形をしていると思う?」
子どもたちは元気に「丸いです!」と答えます。
牧師先生は続けて
「きみたちは地球にはどんなものがあるか知っている?
標高8000m以上のエベレストや水面下1万mもの海溝もあるんだよね。
そんな地球が丸いと言えるのかな?」
と聞きました。
子どもたちは、「そうか、確かに…」という顔。
「じゃぁ、地球はでこぼこです!」
牧師先生は言います。
「では、地球を描いてごらん」
子どもたちが描く地球は、やっぱり丸い地球でした。
「近くで見たらでこぼこでも、
遠くから見たら丸く見えるんだね…」
ある先生が見方に関するエピソードとして話してくれたことなのですが、
なんだかすごく納得してしまったというか、
見方ってそういう捉え方も大事だよね…と思った次第です。
そこに立っているときは決して丸いとは思えないけれど、
見ている場所を変えれば丸く見えてくる。
それはまるで私たちの人生のことを言っているようだなーと思うのです。
臨床でクライエントさんと長く関わっていると
最初のうちはご自身でもいい感じで手応えを得られていたのに
なぜか継続して取り組んでいるうちに、
出だしの頃のような変化が感じられない、
いや、なんだかちょっと後退してしまったような気がする、
やっぱり私には(変化することは)無理なんじゃないだろうか…
そんな 不安やジレンマに駆られる時期 が訪れたりもします。
思うように効果が感じられなくなって自信をなくしたり、不安になったりする時期は
私たちカウンセラーとのつながりが特に必要なときでもあります。
でも、そもそも、考え方や習慣を変えるって、
手間と工夫とエネルギーが必要なことなんですよね・・・^^;;
(だからこそ、数多の自己啓発本が出版されてるんですよ…)
カウンセリングの中ではよくお伝えしていることですが、
私たちの変化というのは、一本調子に(劇的に)上向くようなことはないんです。
そんなにスイスイ変化できるのであれば、
そもそも悩みを抱えていたりはしないわけで。 (ねぇ〜 ^^)
だから、うーん(-_-。)・・・となることがあったとしても、
諦めずに【誠実に/素直に/実直に】取り組めることをサポートします。
(やりやすいように方法を変えたり工夫をプラスしたりはしますけど…^^)
自分の人生や生活を変えるためにチャレンジしたことは、
けっして無駄にはなっていません。
だから続けていると、こんな感じで・・・
凸凹した自分の変化が感じられるときがくる はずなんです。
そして、さらにさらに自分の人生を俯瞰して見た時には
まるで(地球が丸く見えるかのごとく)一本の直線に見えたりするのです!
そして、人生上り調子になっている・・・・かも^^
(すべてのことに意味があると信じて、生きることをあきらめない・・・ってホントに大切。)
しんどいときというのは、兎角、目の前の出来事ややりとりに注視してしまって
細かいことが気になってしまうもの。
貴方の頑張りも、近くではあまり気付けないかもしれないけれど、
ぐいーっと引いて眺めてみたら、
「あれ、こんなところまで来てたのか…♪」
と気付くこともできるかもしれません。
どの立ち位置から眺めるのかということも、私たちは選ぶことができます。
自分で自分を励ます見方を選んでもいいですよね…?^^
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