脳細胞は赤ちゃんのときが最も多くて、その数は年齢と共に減少する一方・・・
そんな情報を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか?
そして、この情報だけで多くの人が脳は年を重ねる毎にどんどん老化して行くものと思ってしまっている…
確かに脳細胞の数は減るのだけれど、
それがイコール脳の老化だというわけではないんですよーーー!
脳は大人になってからでも充分成長出来るんですよーーー!
という、なんとも嬉しく励まされることを語って下さったのは、先日のカンファレンスで基調講演をいただいた加藤俊徳先生。
ご講演前に準備されている加藤先生
加藤先生は、脳細胞の構成や連携の研究から
この脳細胞集団とその細胞集団がよりどころとしている基地を
「脳番地」と名付けられました。
右脳左脳にそれぞれ60番地ずつ計120の番地をつけ
これらを機能別に括って8系統に分け、
それぞれがどのような機能と対応しているのか…と説明されています。
実は、脳細胞の減少に反比例するかのごとく
脳内ではアミノ酸などの物質が増えるそうです。
神経細胞同士が強くつながって、脳の機能は強化される・・・
というのが、今回の加藤先生のお話しの概要。
(ちょっとざっくりしすぎ?^^;)
今回カンファレンスに参加したほとんどのライフオーガナイザーたちは、事前に「SRI脳番地診断」なるものを受けていて、一人一人その結果を手にしながら、先生のお話しを聞くことになったわけですが、
さて、私の脳番地はというと・・・
右脳の感情系脳番地が極めて高い!^^;
(まぁね、これは仕事柄よく使っているからなんでしょうね…。
経験しているものほど、枝振りが育つと先生もおっしゃっていましたし)
そして著しく伸びているのが、左脳の伝達系・・・でした。
(これってブログや本を書いたりしていたことに関係してるんじゃないかなーと思ってみたり…)
経験が脳を育てるというのは 加藤先生が講演で何度もおっしゃっていたこと。
帰って来て早速購入したこちらの本にも「眠っている脳番地を刺激せよ!」と書かれていました。
脳には「伸びたくない」と思っているところなんて一つとして存在しません。にもかかわらず「何をやってもダメだから」といって諦めてしまうのは、脳番地に入っている情報を自ら断ち切って、成長を妨げてしまうことになる・・のだそうです。
つまり、「私って○○な人だから…(△△できないのよね)」と
自分の脳に言い訳しないこと!が大事なのだということ。
脳をどんな風に強化するのかは(40代50代は)まだまだ選べるし、
トレーニングするもしないも自分自身の選択だと・・・^^;
これまで、「強みを生かす」ということについて、私もセミナーや講演でお伝えしてきましたが、「苦手だな…」と思う部分については受け入れつつも、まだ開発が可能だということは、とても大きな衝撃でした。
なので、私のもっとも成長度が低かった、右脳の運動系についても^^;
使うことによって(これからでも!)目覚めるということなのでしょう。
上記の本には、全部で8種類あるそれぞれの脳番地について
どんな風に鍛えることができるのか?ということが書かれています。
ちなみに、運動系を鍛えるには、
利き手を反対の手で歯を磨いてみたり、
階段を一段跳ばしに昇ってみたり、
カラオケを振り付きで歌ってみたり・・・(笑)
するのがよいのだとか。
そうそう!
それから、脳には本来の四つの癖があって
・ほめられると伸びる!
(○○が上手ですね、と言われるとそこが意識されるのね)
・数字の提示が認識を助ける
(これはプレゼンや話し方のセミナーでよく言われること)
・デッドラインがあると頑張る
(締切を意識することで脳が機能するだとか…)
・睡眠が鍵
(寝ることでインプットされた情報が整理されるということ)
というポイントが重要!
これらは誰にでもあてはまるもので、
これとは別に、個々人オリジナルな脳の癖がある…と書かれていました。
オリジナルな脳の癖というのは、
所謂、使い慣れた思考習慣や行動習慣のことなのでしょう。
(オーガナイズされているもの…ってことね)
自分を知るとは自分の脳と向き合うこと
自分の脳の特徴や使い方の癖を知ることから
本当の意味で脳を鍛えることが可能になるというわけです。
講演が終わった際、ちょっと聞いてみたいことがあって
加藤先生に質問しました。
「発達障がいの、例えば自閉症のような人も、
脳番地を鍛えることによって、その症状が変化するということですか?」
加藤先生は、迷わずに「そうですよ」とお答えになりました。
詳細について、もっとお伺いしたかったのですが時間切れ。
でもこんなサイトを見つけました。
目覚めていない脳の神秘・・・まだまだ学んでみたい領域です。
加藤先生の研究については脳の学校のサイトをご覧下さい。
私は取りあえず言い訳しないで、左手で歯を磨いてみます…(笑)
(階段一段飛ばしじゃないのかい…^^;)
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